奥村組が全現場で就労者履歴管理を実現!建設キャリアアップシステム(CCUS)に完全対応!
キャリアリンクプレスリリース小規模現場の就労履歴を
建設DXアプリ「キャリアリンク」
で推進!
2023年1月に施行された経営事項審査改正において、建設キャリアアップシステム(CCUS)(以下、「CCUS」)の活用が加点要件に加わりました。
株式会社奥村組(大阪府大阪市、代表取締役社長:奥村太加典、以下「奥村組」)では、昨年よりこの加点要件に対応すべく全ての元請工事において就業履歴登録ができる環境整備に取り組んでおりました。その中で、課題の1つであった「小規模現場」における就業履歴登録について、コムテックス株式会社(富山県高岡市、代表取締役:後藤敏郎、以下「コムテックス」)が国交省受託事業にて構築した「キャリアリンク」の利用により課題を解決し、全ての元請工事において就業履歴登録ができる環境を実現したことを発表いたします。
達成までの経緯
奥村組では、「請負金額3000万円以上の大規模現場」については、以前より現場ごとに設置した「カードリーダー」での就業履歴登録を推進してきました。一方で、「請負金額3000万円未満の小規模現場」では、従来の「カードリーダー」は事前登録手続きと機器の設置及び費用の点から設置が進んでいませんでした。
そのような状況の中、現場にカードリーダーを設置せず「電話発信」で就業履歴登録ができる「キャリアリンク」を採用。「小規模現場」を地域・部門でグループ分けし、各グループを広域現場として登録。広域現場ごとに現場を特定する電話番号を設定し、技能者は現場入退場時に該当の電話番号に電話発信することで(下記イメージ参照)、現場の規模に関わらず、就業履歴登録が可能になりました。
今後の展開
昨今業界全体の課題となっている、若年入職者の減少や高齢化の進展による技能者不足を食い止めるためにも、技能者を保護し、処遇の改善・向上が必要不可欠です。CCUSは、技能者一人ひとりの「技能」と「経験」を蓄積・評価し、技能者の適切な処遇につながる仕組みです。
技能者がCCUSのメリットを実感するために、奥村組ではさらなる普及・推進に向けて取り組み、コムテックスとしては引き続きその運用をサポートしていきます。
当社では、建設・建築現場でのDX推進サービスの提供及び導入・運用フォローをおこなっております。建設・建築現場のDX化についてお悩みの方、技能者の就業履歴管理のためのシステム導入をご検討の方など、お気軽にお問い合わせください。