前田道路、CCUS運用に向けた
DXの取り組み実績を発表
キャリアリンクプレスリリース
高速道路やトンネル、橋梁の舗装工事や小規模現場にも対応
建設DXの推進をサポートするコムテックス株式会社(所在地:富山県高岡市、代表取締役社長:竹脇 正貴、以下 コムテックス)は、建設キャリアアップシステム(以下 CCUS)に積極的に取り組む前田道路株式会社(所在地:東京都品川区、代表取締役社長:今泉 保彦、以下 前田道路)が課題としていた「カードリーダー運用が困難な現場」での就業履歴蓄積に対して、CCUS認定・入退場管理システム「キャリアリンク」の提供及び導入支援を実施し、2023年度上半期目標であった34,000の就業履歴蓄積数に対して9月末時点で35,500と目標を5%超えており、今年度の目標就業履歴数68,000の達成に向けてCCUS活用が順調に推移していることを発表いたします。
キャリアリンクについて
キャリアリンクは、国交省受託事業をきっかけに構築したCCUS認定の現場入退場管理システムです。CCUS認定システムの中で唯一「電話発信」での就業履歴登録が可能で、蓄積したデータはそのままCCUSへ連携できます。
現場にカードリーダー等の機器の準備は不要です。現場に割り当てた入退用の電話番号それぞれに技能者の携帯電話・スマートフォンから電話をかけていただくだけの簡単入退場管理を実現します。
キャリアリンク導入までの
経緯・背景
前田道路では、道路舗装のみならず、宅地や工場敷地の造成、駐車場や歩道、公園、運動場の整備など幅広く事業を展開。その中でも以下のような現場での就業履歴蓄積を課題にしていました。
(1) 現場が絶えず大きく移動する高速道路・有料道路の舗装工事
協力業者が多く、現場入場時間も異なるため、1工事でも3~5台のカードリーダーが必要だった。持ち運びに際しての機器の取り扱いや天候の心配など管理コストがかかっていた。
(2) 現場事務所が離れたトンネルや橋梁の現場での舗装工事
舗装工事には現場事務所から離れた現場もある。都度カードリーダーを運搬するなど管理側の手間が増える一方、技能者としてもカードタッチのために現場事務所に足を運ぶのは手間のようで、就業履歴蓄積数も思うように伸びず苦労していた。
(3) 現場事務所のない短期間の修繕工事
現場事務所のない小規模な歩道の整備工事や宅地の造成工事では、カードリーダー設備を準備してはすぐ片付けるということが頻繁に発生し、最もカードリーダーの運用が向かない現場であった。
上記のようなカードリーダー運用が困難な現場であっても、キャリアリンクの「電話発信による入退場履歴登録」であれば、カードリーダーの代わりとなる専用電話番号が書かれたPDFを印刷し、現場に掲示するだけなので現場の負担を少なくすることが可能。技能者も自身の携帯電話で電話コールをするだけで簡単に登録ができるため、この度の就業履歴の蓄積数増加につながりました。
今後の展開
前田道路では、2024年度には現場での技能者登録率・事業者登録率100%を目指しております。またカードリーダーの運用が困難な現場では技能者が確実に就業履歴を蓄積できるようキャリアリンクの電話発信入退場登録の利用定着を進めていきます。さらに2024年度は現場に入るすべての技能者がCCUS登録技能者となることでCCUSに蓄積された就業履歴を建退共電子申請方式へ連携させることも検討しており更なる業務効率化を目指していきます。
コムテックスとしては、引き続き運用フォロー・導入サポートに努めてまいります。
キャリアリンクではご利用環境にあわせて金額が変動する料金体系のため、プランは1つのみでご提供しております。
一方期間限定で、就業履歴登録に特化した機能のみをお気軽にお試しいただける、キャリアリンク「CCUSかんたんスタートキャンペーン」も実施しております。カードリーダー運用にお困りでCCUS運用を諦めていたような会社様等いらっしゃいましたら、以下案内ページをご覧ください。
キャリアリンク「CCUSかんたんスタートキャンペーン」のご案内・お申し込みサイトへ